外壁防水工事で最も注意すべき所が何ヵ所かあります。外壁と開口部との取り合いなどにできる、面交点でのピンホールです。

これは、防水シートをカットして折り込むところにできる防水としての穴です。

サイディング外壁での雨漏りの原因で、多いのがピンホールからの雨水の侵入です。屋根からは13%程度で72%以上が外壁からの雨漏りです。

そこでピンホールを無くすために、これが使われています。ウェザータイト、窓の下にある緑色のものがそうです。



ベランダ用がこれです。





シートを貫通する配管用がこれです。



雨漏りの原因として多いのが以上の場所で、それぞれ専用のウェザータイトがあります。

雨漏りは、すぐに気付くことができれば被害は少なく出来ますが、なかなか分からないことも多く、木が腐っていたりと被害が大きくなることもあります。

今の住宅は全体で荷重を支えていますので、すぐにはこけたりしませんが、腐った木では地震に耐えることなど出来ません。

しっかりとした雨漏り対策をしている住宅を選ぶことは、大切な家族の命と財産を守ることにもなります。
上之島町南の外壁防水工事です。

タイペックという透湿・防水シートです。外壁にサイディングやパワーボードを使用する際に貼ります。



これが優れもので、外側からの雨は通さず、内側からの湿気は通してくれます。

これにより外壁内での結露を防ぎ、断熱材が湿気でその性能を失うのを防ぎます。

タイペックは、この性質から薬剤の包装等にも使われています。

排出された湿気は、シートとサイディングの間にある約15ミリの通気層の中を上へ向かい、小屋裏や軒天換気口から排出されます。